サラリーマン川柳ベスト10が発表
第一生命サラリーマン川柳コンクールのベスト10が発表された。
コロナ禍で在宅勤務を指示する上司と、在宅されては迷惑と出勤を命じる妻との間で板挟みになる夫の悲哀を詠んだ句がトップとなった。
第1位 『会社へは 来るなと上司 行けと妻』
第2位 『十万円 見る事もなく 妻のもの』
第3位 『リモートで 便利な言葉 ❝聞こえません!❝』
第4位 『嫁の呼吸 五感で感じろ! 全集中!!!』
第5位 『じいちゃんに J.Y.Parkの 場所聞かれ』
第6位 『我が部署は 次世代おらず 5爺(ファイブジィ)』
第7位 『お父さん マスクも会話も よくずれる』
第8位 『YOASOBIが 大好きと言い 父あせる』
第9位 『お若いと 言われマスクを 外せない』
第10位 『抱き上げた 孫が一言 密ですよ』
サラリーマン川柳の歴史
1985年に第一生命が社内報の企画として始まり、翌年に結果が発表された。その後1987年から一般公募が始まり、毎年募集が行われおり、今年で第34回になる。
サラリーマン川柳の内容
その年の流行や世相を反映しながら、ユーモラスに詠んだものが多く、「自分と同じ」「それ家と同じ」などと共感できる一句がある。また、俳句と違って、日ごろの想いを5・7・5の17音に表すだけで、季語などの制約ないのも特徴。
過去10年の第1位作品
第24回 『久しぶり~ 名が出ないまま じゃあまたね~』
第25回 『「宝くじ 当たれば辞める」が 合言葉』
第26回 『いい夫婦 今じゃどうでも いい夫婦』
第27回 『うちの嫁 後ろ姿は フナッシー』
第28回 『皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞』
第29回 『退職金 もらった瞬間 妻ドローン』
第30回 『ゆとりでしょ? そう言うあなたは バブルでしょ?』
第31回 『スポーツジム 車で行って チャリをこぐ』
第32回 『五時過ぎた カモンベイビー USA(うさ)ばらし』
第33回 『我が家では 最強スクラム 妻・娘』
過去の川柳ブーム
2016年は川柳ブームがあり、いろいろな川柳の募集があった。【シニア川柳】や【オタク川柳】なども存在していた。何度もブームが訪れては消えていくの繰り返しなんだろうと思う。なんせ川柳は江戸時代からあり、今と変わらぬ形だったからだ。
今年の川柳は
コロナ禍の中の川柳は、今までと違う。自分を見つめなおす時間があり、どこに吐き出しようのない怒りもある。政治や経済批判もあるはず。
自分を見つめなおし、ユーモアをもって詠うのであれば傑作が多く出るのではないか?
ちなみに、私には才が無いのは知っている。
無職の自分が川柳を詠うなら・・・
『夕方に チラッとのぞき見 君の顔』
『コロナ禍で いつも一緒 息吸えない』
ってとこだろう(説明はしない)
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